素数ゼミの謎2009年03月08日

素数ゼミの謎
吉村仁著 石森愛彦絵

アメリカには13年あるいは17年ごとに大量発生する蝉がいるという。
蝉がなぜ素数年周期で大量発生するのか?

生物と数学の話なんて難しそうだけど、挿絵がよくて楽しく見られる。
数学オタクが、素数大好きなのもちょっと分かるような・・・
しかし、静かな住宅地に引っ越してきたと思ったら、たまたま蝉の当たり年で夏中すごくうるさかったなんてお気の毒。

この日本で、蝉の大量発生を体験したことがある。
その年は、勤務先周辺の並木のある道に信じられないほどたくさんの蝉が発生して、すごく賑やか。
そして、やがてたくさん地面に落ちてくる。一時は歩道に足の踏み場がないほどで、掃いて捨てなければならないほど。
まだ生きてるのもいてかわいそう、でもどうしようもない。

生物は生きてるだけでみんなけなげだ。

しゃばけ2009年03月08日

しゃばけ
畠中恵著

ファンタジーでミステリーで時代劇という贅沢な本。

しかし時代劇としてはちょっと軽いかな?
と思いながら、このシリーズ、いつの間にか全部読んでしまった。
何故だ?!
いろいろ理由はあるのだけれど…
一つは、「若旦那」のように、親に目一杯甘やかされる一人っ子という立場に憧れる「子ども」が自分の中にいるからかもしれない。
私の場合、兄弟がいて、しかも中間子で、生存競争の厳しい家庭に育ったからな。
病弱とはいえ、異常なほど大切に甘やかされるのが「若旦那」にしたら不満なのだが、そんな贅沢なことで悩んでみたいものだ…
ということで、ある意味、憧れの存在である「若旦那」の活躍が何となく快感…なのかな?

よくわからないけどクセになる不思議なシリーズだ。