書で見る日本人物史事典2010年03月04日



坪内 稔典 監修

歴史上の人物の肉筆を見ると、結構イメージと違っていて驚く。
私が一番驚いたのは光明皇后。
書道で臨書のお手本にもなるけれど。
優しくてたおやかな人物を想像していたのだが、女性の字とは思えないほどに力強い。
考えてみれば、かなり優秀な政治家でもあったわけだから、本当はエネルギッシュな人物だったのかもね。
それに比べると、良寛さんの文字の優しいこと!
この本は聖徳太子で始まっているが、毛筆が使われてきた時代の長さに、ペン・鉛筆は全然及んでいないことに改めて驚く。
しかし、この本。私には贅沢すぎた・・・(高価!)

草書の字典2010年02月26日


圓道祐之 編
草書の字典 講談社学術文庫
文庫の草書字典!
神田神保町で古本を購入。
こういうの、最近の新刊ではちょっと見かけなくなってきたよね。。
分厚いけど、なんたって文庫だから持ち歩きやすい。
自分の名前なんかの草書を調べてみたりすると面白い。
巻末には変体仮名と書家名一覧(古典の)が載ってて、かなり内容濃いかも。


ことしは筆で年賀状 すてきな88例2009年12月15日



みなさま、もう年賀状の準備はできたんでしょうか?
こんな私にも、毎年きちんとお年賀下さる方々が何人かはいらっしゃって、今年こそは!と、毎年思ってきたのですが。
毎年、年が明けてから、パソコン印刷で慌てて作って、やっとこさ返事を出していた年賀状。
子供のころから、毛筆だけで年賀状の裏表を書き上げる爺婆に、ちょっと尊敬と憧れもあって始めた書道だったが。
とりあえず、書道の心得のなさそうな奴から、練習にだしてみっか…な?

プロが教える書の古典攻略ハンドブック2009年12月02日

なにがなんだか…
柳 碧蘚 著
可成屋 発行、木耳社 発売

カナリヤにキクラゲ?
いや、話はそこではなく…

大人になってから書道を始めた。
始めた頃は、周囲の人たちは何故あんなに上手なんだろう?と思っていたが、今では、なんで自分はこんなに下手なんだろう?と思っている。
いろんな書の古典をお手本にするのだけれど、書いてるだけで精一杯で、どれがなんという人が書いたなんという文章なんだか、頭の中がもうグチャグチャ。
有名どころを一冊にまとめてくれて、もう非常にありがたい(涙)

とめはねっ!2009年11月08日

練習あるのみ!
河合克敏 作
武田双雲 監修

書道漫画だなんて、すごくないですか?
「ヒカルの碁」の囲碁漫画にも驚いたけど。
しかもNHKでドラマ化される。ちょっと楽しみ。

最近、書道を習い始めた。あまりにも文字を書かないこの頃の生活に危機感を感じてたから。
今さらだけど、自分の文字のあまりの下手さに衝撃を受けている。
しかも軽い気持ちで通いだした書道教室が、思っていたより専門性が高い所で、みんなレベル高い(涙)

漫画の中の高校生の書道部長さんに教えられる。
「書道は少しずつしかうまくならないのよ」
はい…