唐招提寺全障壁画2010年03月03日



文庫で東山 魁夷。
文庫の画集としてとてもよい。
しかし・・・
現代に生きてるからには、本物の波濤図は見ておいたほうがよい、と思った。
こういう絵は、他の時代には決して描かれないだろうから。
本物を見て、その雰囲気を引きずってこの文庫を購入するのは、大いにありだろう。
まず文庫で見て、それから本物を見に行くのは、なんだかもったいないような、後悔するような・・・
そんな気がする。

古筆への誘い2010年03月04日



国文学研究資料館 編

「切」とは?
「伝***筆」の「伝」とは?
いろんな筆跡の写真・解説が盛りだくさんで、大変興味深い内容。
図書館で借りたんだけど、貸し出し期間内に読みきるのはムリだった。
どうしよう。これ、買う?

書で見る日本人物史事典2010年03月04日



坪内 稔典 監修

歴史上の人物の肉筆を見ると、結構イメージと違っていて驚く。
私が一番驚いたのは光明皇后。
書道で臨書のお手本にもなるけれど。
優しくてたおやかな人物を想像していたのだが、女性の字とは思えないほどに力強い。
考えてみれば、かなり優秀な政治家でもあったわけだから、本当はエネルギッシュな人物だったのかもね。
それに比べると、良寛さんの文字の優しいこと!
この本は聖徳太子で始まっているが、毛筆が使われてきた時代の長さに、ペン・鉛筆は全然及んでいないことに改めて驚く。
しかし、この本。私には贅沢すぎた・・・(高価!)