決定力を鍛える2010年06月29日

ガルリ カスパロフ著
IBM のコンピューターとチェスで対戦したチャンピオン。



信じられないことに、ここのところ仕事が忙しく、本を読む時間というか体力が尽きていた。
そんな中、ぱらぱらとランダムに拾い読みしていたのがこの本。
さすがはチェスのチャンピオン、一芸に秀でた人の考え方は興味深いし参考になる。
なんだけど、どうも読みにくいと感じるのは、私がくたびれすぎてるからだろうか?
章のタイトルと内容がズレてたり、結論がセンテンスの真ん中あたりにあったり・・・してない?
昨夜読んでよかったところを、今夜いくら探しても見つけられない。
う~ん、電子図書だったらなお良かった!

源氏物語2010年04月09日

紫式部 著
与謝野晶子 訳


ついにお風呂で源氏物語を読了。
2~3ページぐらいずつしか読まないから、えらい長いことかかった。
というか、えらい長いこと楽しませてもらったと考えるか。
お風呂だと他のことができないから、雑念がわいてこなくて読書には良い環境かも。

最初に源氏物語を読んだのは、高校生のころで、そのときは半現代語訳の古典文学全集だった。
あらすじは把握していたつもりだったが、今回読んだことで、いろいろと理解が補足されてよかった。
源氏物語を知らないと、後の日本文化や文学もピンとこないようになってる・・・
そういえば「たけくらべ」の主人公の姉は、総角という源氏名の花魁だったな、とか。

しかし感受性が乏しい私は悲しいかな「もののあはれ」にひたれない。
だって共感できるキャラクターがいないし。
だって登場人物みんな男も女も、変質者?ばっかりだし。

齢を重ねても、高校生のころと同じ事を思ってしまう。
~なんで作家の先生たちは競って源氏物語を翻訳するのか?
~源氏物語をありがたがってる人たちは、本当に読んだのか?


私は、フロンティアニセンというところで全巻セットで買いましたが、
↓↓↓これはAmazon に出ている第10巻
源氏物語 (10) 匂宮/紅梅/竹河/橋姫/椎が本 (風呂で読む文庫)

はじめての手作り 自分サイズが作れる帽子とバッグ 春夏秋冬2010年04月07日

実業之日本社

これすごい!
ボストンバッグの作り方がついてる!!




大根料理 先附からデザートまで2010年04月03日

遠藤十士夫 著


この本を見て、早速大根を1本購入して帰りました。
野菜不足を強く感じる今日この頃、まずは大根から攻略しよう・・・と。
さすがに料理のプロの著作、基本から応用技まで、すごいです。
もったいないですが、私にも出来そうなところだけ真似させていただきます。
下ごしらえは大事なんですね。

①皮:厚めにむいて干しておく。
 →鼈甲大根にする(しょうゆの炒め煮みたいな)
②厚い輪切り:出汁で煮ておく。
 →大根はステーキ・味噌おでんに、出汁は汁物にする
③薄い輪切り:塩をしておく。
 →酢の物、サラダに。時間とやる気があったら「柚巻き大根」にしてみよう・・・
④残り:生
 →手羽先と炒め煮にして「雉大根」かな

普段は大根半分でも、なかなか使い切れない私に、この展開は快挙です。
大根を丸ごと買うと、葉がついてきてよいです。久々に、大根の葉の味噌汁がいただけました。

書で見る日本人物史事典2010年03月04日



坪内 稔典 監修

歴史上の人物の肉筆を見ると、結構イメージと違っていて驚く。
私が一番驚いたのは光明皇后。
書道で臨書のお手本にもなるけれど。
優しくてたおやかな人物を想像していたのだが、女性の字とは思えないほどに力強い。
考えてみれば、かなり優秀な政治家でもあったわけだから、本当はエネルギッシュな人物だったのかもね。
それに比べると、良寛さんの文字の優しいこと!
この本は聖徳太子で始まっているが、毛筆が使われてきた時代の長さに、ペン・鉛筆は全然及んでいないことに改めて驚く。
しかし、この本。私には贅沢すぎた・・・(高価!)