韓非子を見よ! ― 2009年08月12日
守屋洋 著
三笠書房 知的生き方文庫
「いい子」でいてもいい事なんかない。
と、小学生の時に思った私。
「論語」よりも先に「韓非子」を読んだ。
たまたまそのとき、うちに「韓非子」の本があったからなんだけど。
「いい子」でいさせようとする大人が多いなか、その内容は私にとって斬新だった。
子どもだったし、学校の授業で読んだわけじゃないから、自分の分かりたいように分かったつもりで読んじゃったんだけどね。
そのせいなのかどうか、今でも中国の古典のなかでは「韓非子」が一番しっくりくる。
岩波文庫あたりで「韓非子」を全部読もうとするとかなりの量があるけど、雰囲気だけ見てみようとするなら、この本がよいと思う。
三笠書房 知的生き方文庫
「いい子」でいてもいい事なんかない。
と、小学生の時に思った私。
「論語」よりも先に「韓非子」を読んだ。
たまたまそのとき、うちに「韓非子」の本があったからなんだけど。
「いい子」でいさせようとする大人が多いなか、その内容は私にとって斬新だった。
子どもだったし、学校の授業で読んだわけじゃないから、自分の分かりたいように分かったつもりで読んじゃったんだけどね。
そのせいなのかどうか、今でも中国の古典のなかでは「韓非子」が一番しっくりくる。
岩波文庫あたりで「韓非子」を全部読もうとするとかなりの量があるけど、雰囲気だけ見てみようとするなら、この本がよいと思う。
負けに不思議の負けなし ― 2009年08月11日
野村克也 著
私が最初にこの著者の存在を知ったのは、南海ホークスのプレイング・マネージャだった頃だ。
当時はあまり好きな選手とはいえなかった。まだ子供だった私にはスポーツ選手らしい爽やかさ(というか単純さ?)が感じられなくて・・・
キラキラと才能を発揮する「ひまわり」の方が分かりやすくて好きだった。
でも社会人をもう何年もやっている現在は、この人は「考える人」だったのだな、と思う。
仕事がらみの人間関係は、プロ野球も会社も共通なんだろうか。スポーツ選手の世界を知らない私だが、この本には思い当たることばかりだ。
私が最初にこの著者の存在を知ったのは、南海ホークスのプレイング・マネージャだった頃だ。
当時はあまり好きな選手とはいえなかった。まだ子供だった私にはスポーツ選手らしい爽やかさ(というか単純さ?)が感じられなくて・・・
キラキラと才能を発揮する「ひまわり」の方が分かりやすくて好きだった。
でも社会人をもう何年もやっている現在は、この人は「考える人」だったのだな、と思う。
仕事がらみの人間関係は、プロ野球も会社も共通なんだろうか。スポーツ選手の世界を知らない私だが、この本には思い当たることばかりだ。
沼地のある森を抜けて ― 2009年08月01日
梨木香歩 著
どんな家族もよそ様と比べたら多少変だったりするだろうな。
自分の家族の変なところを突き詰めていった女性のお話。
ところで、
以前住んでいた木造二階建ての古いアパートは、糠漬が非常に美味しく漬かった。
あそこにはいい菌が棲んでるんだー、と、マンションに引っ越してから気が付いた。
今では美味しい糠漬を食べるには、近所の上手な八百屋さんから買うしかない・・・
だから風野さんが粘菌を飼育するために、マンションからボロアパートに引っ越したというのは、とても納得がいく。~そういうことは別に書いてないみたいだけど。
どんな家族もよそ様と比べたら多少変だったりするだろうな。
自分の家族の変なところを突き詰めていった女性のお話。
ところで、
以前住んでいた木造二階建ての古いアパートは、糠漬が非常に美味しく漬かった。
あそこにはいい菌が棲んでるんだー、と、マンションに引っ越してから気が付いた。
今では美味しい糠漬を食べるには、近所の上手な八百屋さんから買うしかない・・・
だから風野さんが粘菌を飼育するために、マンションからボロアパートに引っ越したというのは、とても納得がいく。~そういうことは別に書いてないみたいだけど。
千年の黙(しじま) ― 2009年07月13日
森谷明子著
創元推理文庫で購入。
悲しいことに、ふりがながなかったら、私は「黙(しじま)」が読めなかった。(恥)
平安時代の推理小説で、探偵役は紫式部。
最近は「源氏物語」がブームなのか、平安時代の時代小説を書いたりしている作家や漫画家の方も多い。
自慢したがりな清少納言、えげつないオジサン藤原道長、それはもう理想的な女性なんだけど不運な皇后定子・・・
そんななか、藤原彰子のことは、どうも脇役の子ども扱いしている小説が多い。
それがこの本では、しっかり生きた人間になっていて面白い。
高貴な生まれの女性は、こうしたものだろうなと納得がいく人物になっていて、かなり魅力的。
もしや作者には、宮様なお友だちでもいらっしゃるの?
創元推理文庫で購入。
悲しいことに、ふりがながなかったら、私は「黙(しじま)」が読めなかった。(恥)
平安時代の推理小説で、探偵役は紫式部。
最近は「源氏物語」がブームなのか、平安時代の時代小説を書いたりしている作家や漫画家の方も多い。
自慢したがりな清少納言、えげつないオジサン藤原道長、それはもう理想的な女性なんだけど不運な皇后定子・・・
そんななか、藤原彰子のことは、どうも脇役の子ども扱いしている小説が多い。
それがこの本では、しっかり生きた人間になっていて面白い。
高貴な生まれの女性は、こうしたものだろうなと納得がいく人物になっていて、かなり魅力的。
もしや作者には、宮様なお友だちでもいらっしゃるの?
ラテンアメリカ怪談集 ― 2009年06月23日
鼓直 編
ラテンアメリカの怖い話の短篇集。いろんな作家のを集めた本。
スペイン語で書かれた小説の表現のこのくどさ、なかなかいいです。
例えば、偏屈な登場人物を紹介するのに、なんと1ページぐらい平気で使って、風貌や服装や趣味、住居、先祖の素行まで延々と悪口を書きつづける。しかも、その人が再登場するたびに、これでもかこれでもかと、更に悪口を最低半ページは買いてから、話を進める。
ここまで来ると、芸術かもしれない。。。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
スティーブン・キングには「無駄な修飾語や副詞を使うな!」と怒られそう。でもそれは彼が英語圏の作家だから思うことのような気もするな。
スペイン語圏では、修飾語そのもの楽しんじゃってるんじゃないの?日本にも、「枕詞」という無駄な?修飾語の文化があるし!
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
ホラーは日本のが一番怖い、と思うのは、自分が日本人だから?何を怖がるかも文化みたいだ。
この本、怖いというより、なんだか懐かしい。
なんだろう、この懐かしさは・・・?と、思ったら、
あ、これ、ブラッドベリに似てないか?
空から火が降ってきたり、読み終わることの出来ない本とか、ホラーというよりSF?
あと、怖がらせる意図で書かれたのか、笑わすつもりなのかよく分からない吸血鬼話は、若いころの筒井康隆さんの短編を思い出す。
私は楽しく読んだけど、作家達の意図を尊重するならば、もっと怖がるべきだったろうか?
ラテンアメリカの怖い話の短篇集。いろんな作家のを集めた本。
スペイン語で書かれた小説の表現のこのくどさ、なかなかいいです。
例えば、偏屈な登場人物を紹介するのに、なんと1ページぐらい平気で使って、風貌や服装や趣味、住居、先祖の素行まで延々と悪口を書きつづける。しかも、その人が再登場するたびに、これでもかこれでもかと、更に悪口を最低半ページは買いてから、話を進める。
ここまで来ると、芸術かもしれない。。。
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スティーブン・キングには「無駄な修飾語や副詞を使うな!」と怒られそう。でもそれは彼が英語圏の作家だから思うことのような気もするな。
スペイン語圏では、修飾語そのもの楽しんじゃってるんじゃないの?日本にも、「枕詞」という無駄な?修飾語の文化があるし!
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ホラーは日本のが一番怖い、と思うのは、自分が日本人だから?何を怖がるかも文化みたいだ。
この本、怖いというより、なんだか懐かしい。
なんだろう、この懐かしさは・・・?と、思ったら、
あ、これ、ブラッドベリに似てないか?
空から火が降ってきたり、読み終わることの出来ない本とか、ホラーというよりSF?
あと、怖がらせる意図で書かれたのか、笑わすつもりなのかよく分からない吸血鬼話は、若いころの筒井康隆さんの短編を思い出す。
私は楽しく読んだけど、作家達の意図を尊重するならば、もっと怖がるべきだったろうか?
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