千年の黙(しじま)2009年07月13日

Sen-nen no sijima
森谷明子著

創元推理文庫で購入。
悲しいことに、ふりがながなかったら、私は「黙(しじま)」が読めなかった。(恥)
平安時代の推理小説で、探偵役は紫式部。

最近は「源氏物語」がブームなのか、平安時代の時代小説を書いたりしている作家や漫画家の方も多い。
自慢したがりな清少納言、えげつないオジサン藤原道長、それはもう理想的な女性なんだけど不運な皇后定子・・・
そんななか、藤原彰子のことは、どうも脇役の子ども扱いしている小説が多い。
それがこの本では、しっかり生きた人間になっていて面白い。
高貴な生まれの女性は、こうしたものだろうなと納得がいく人物になっていて、かなり魅力的。
もしや作者には、宮様なお友だちでもいらっしゃるの?

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://sagiusagi.asablo.jp/blog/2009/07/13/4433358/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。