東大式 絶対情報学2009年06月08日

伊東乾 著

大学生だったころ「情報」は必修じゃなくて、工学部のコンピューター室の夏期講習でコボルをやった。もちろん、東大みたいな超優秀な学校じゃなかったが。
仕事でPCを使い続けてきて、さすがに技術的には目新しいことはないのだけれど。
この本を読んで分かったのは、自分には頭のいい人の考えることは分からない、ということ。
PC操作のためのウォーミング・アップがすごすぎ!キーボードのスピード入力コンテストでもなければこんなに体を(?)暖める必要が・・・あるかなあ?
Eメールの形式にも、すごいこだわりがあって・・・この先生にメール出す学生は大変だろうな~。自分は、初めての客先候補に出すビジネスメールでも、ここまではしない・・・だから出世しなかったんだろうな。

この世でいちばん大事な「カネ」の話2009年06月16日

西原理恵子著

経験してきた人のすごさがある。
すみません。ぬるい生き方してました。
人生は、お金よりも「濃さ」なのかな・・・?

『プロット・ウィール』という装置2009年06月18日

小説作法 & 魔法の杖
エドガー・ウォーレス考案

今回の書籍:
「小説作法」 スティーブン・キング著
「魔法の杖」 ジョージア・サバス著

キングによれば、1920年代のベストセラー作家であるウォーレスが考案した『プロット・ウィール』というヒット商品があるのだそうだ。
これは「意味ありげな言葉」がランダムに表示される装置で、ストーリー展開に煮詰まった作家が使う道具らしいが・・・どんな人たちが買ったんだろう?

だったら占いの本なんかも、作家活動に使えるんではないだろうか。
「魔法の杖」は、本占いの本。
各ページに「意味ありげな言葉」が満載!

ラテンアメリカ怪談集2009年06月23日

鼓直 編

ラテンアメリカの怖い話の短篇集。いろんな作家のを集めた本。

スペイン語で書かれた小説の表現のこのくどさ、なかなかいいです。
例えば、偏屈な登場人物を紹介するのに、なんと1ページぐらい平気で使って、風貌や服装や趣味、住居、先祖の素行まで延々と悪口を書きつづける。しかも、その人が再登場するたびに、これでもかこれでもかと、更に悪口を最低半ページは買いてから、話を進める。
ここまで来ると、芸術かもしれない。。。

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スティーブン・キングには「無駄な修飾語や副詞を使うな!」と怒られそう。でもそれは彼が英語圏の作家だから思うことのような気もするな。
スペイン語圏では、修飾語そのもの楽しんじゃってるんじゃないの?日本にも、「枕詞」という無駄な?修飾語の文化があるし!
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ホラーは日本のが一番怖い、と思うのは、自分が日本人だから?何を怖がるかも文化みたいだ。

この本、怖いというより、なんだか懐かしい。
なんだろう、この懐かしさは・・・?と、思ったら、
あ、これ、ブラッドベリに似てないか?
空から火が降ってきたり、読み終わることの出来ない本とか、ホラーというよりSF?
あと、怖がらせる意図で書かれたのか、笑わすつもりなのかよく分からない吸血鬼話は、若いころの筒井康隆さんの短編を思い出す。

私は楽しく読んだけど、作家達の意図を尊重するならば、もっと怖がるべきだったろうか?

魔術師2009年06月28日

魔術師 アジア女流作家シリーズ3
グエン・ティ・トゥ・フェ著

ベトナム文学。

神の存在や死後の世界を最も信じていないのがベトナム人だとか。
それも2位とのポイント差がすごい。
何故、そういうことになるのか非常に興味深い。

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/9520.html

そんなベトナムではどのような小説が書かれ、読まれているのか、俄然興味がわいた。
これは1966年生まれの女性作家の短編作品が数編。
自由と幸福を得ることに意欲的な女性と、保守的な男性を絡ませている。
女性である作者が、新しい女性像を全員、人間的に幼く貪欲で利己的な人格にしてしまい、結局不幸にさせているのは不思議だ。

ベトナムの女性の中には、都会で成功する同性が幸せにならないことを期待する部分があるということか。

もう少しベトナム文学を探ってみたい。